2014-01-01から1年間の記事一覧

岩上氏の選挙前インタビューから見えるもの

昨日、この1週間程度の岩上さん選挙前取材ツイートを見て回ったが、おぼろげながらアベノミクスの正体が、みえてきたし、日本の構造的な問題も、わかってきた気がした。すでに、日本は輸出立国ではない。以前の輝かしい日本製造大企業は、既にグローバルな所…

京都探訪記

京都へ、半分仕事、半分遊びのような出張をする機会があり、せっかくだから、宿泊した東山周辺をあるいて探訪した。これまで、何度も京都には旅行で足を運んでいて、銀閣寺から哲学の道に沿って南禅寺あたりにいたるルートが好きだったのだが、今回探訪した…

ポゴレリチのアリエッタ

ピアニスト、ポゴレリチは、大学時代にブラームスのピアノ間奏曲集をたまたま購入して、彼の背景をよく知らずに、その世界に耽溺して以来のファンなのだが、先日、新宿タワーレコードに立ち寄った際、彼の若かりし日のベートーベンピアノソナタ32番のCDが、…

天野教授の浜松らしさ

天野教授が、ノーベル物理学賞を受賞した。ノーベル物理学賞といえば、浜松ホトニクスが、カミオカンデや、昨年のヒッグス粒子発見にも貢献していて、浜松はノーベル物理学「脇役」賞では常連組なのだが、主役がついに出たわけである。本物が出た。愛憎半ば…

「自分は、文字を書くのが好きだから」

パソコンワープロで文字を打つのが当たり前になり、どんどん、ボールペン、あるいは、シャープペンシルでも鉛筆ででも、文字を筆記することがなくなってきている。4年ぐらい前までは、仕事上、ボールペンを多用していたが、それ以降には、パソコン化の流れが…

日本会議・国家神道への根本的な批判を要する

この9月3日の内閣改造で入閣となった22人中、17人、ほぼ8割が、戦前の国家神道につながる思想、宗教観ををもつ、『日本会議』に所属していることが、ツイッターの一部では、話題になっている。 新閣僚内の日本会議メンバー http://pic.twitter.com/kx4hPxCMX…

郡上八幡 Dancing night

ささやかな夏休みを利用して、久しぶりに、おそらく20年ぶりぐらいに、郡上八幡まで足をのばしてきた。東海道線で岐阜まで行き、さらに高山線で美濃太田まで約30分、さらに、長良川鉄道で1時間半は乗り続けて、やっと、山に囲まれた清流の都、郡上八幡にまで…

ユダヤ教シャブタイ派と、テロとの戦争の自己破産

IWJで、先ほどまで板垣雄三氏のインタビューをみていて、面白いと思って、昨日の岩上実況ツイートを見直したのだが、私がひっかかっていたシャブタイ派がでてきた。テロとの戦争、自衛という名ををかりた虐殺的行動の実行にあたり、確信犯的自己破産の様相を…

感興のつぶやき 1

「感興のことば」という経典があって、原文では「ウダーナヴァルガ」、ブッタが感興をおぼえた時、ふと口にした言葉をあつめたものであり、岩波文庫で、中村元訳ででている。私は、別に覚者でもなんでもないが、宗教的な深みに根をはろうとするような性質(…

「新自由主義は経済学ではなく、政治的スローガン」 菊池先生講義録

クロストークカフェ vol.10 菊池英博 × 岩上安身 「日本を破壊するアベノミクスの”成長戦略”――アメリカが仕掛けた新自由主義という悪魔の正体」 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/151426 これを、ペイパービューという仕組みで見せてもらった。7月5日当日…

徴兵制に関するメモ

徴兵制について、自ら言っておきながら詳しい歴史、現在における意義と問題点など、調べていないので、メモ程度に検索結果を書いておく。アメリカでも、私の言う意味に近い形で、大義ない戦争行為の抑止のための徴兵制を画策していた民主党議員がいたようだ…

人権、反戦国家日本の立国と、米国からの独立

公明党を、ほぼシナリオ通りに丸め込み、7月1日にも集団的自衛権行使を容認する解釈改憲について、閣議決定を行いそうな情勢になってきた。ツイートで回ってきた、小沢一郎、村上誠一郎の、それぞれ、ゲンダイとIWJのインタビュー記事を読んでのコメントを記…

戦争は職業軍人に任せられるべきではない

「戦争は職業軍人に任せられるべきではない」というのは、要は、シビリアンコントロールということだが、あまりにこの言葉が、日本国憲法の言葉と同じく、現在の日本では弱体化してしまっている。シビリアンが、軍国主義を標榜してはばかりない石原慎太郎の…

日本国憲法の精神に立ち還るために、尖閣再棚上げを要する

日本国憲法前文より A 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、 B 平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。 C われらは、平和を維持し、専制と隷従、…

化学兵器としての核兵器

Nature Scientific ReportsというNatureグループの電子媒体のみの雑誌があって、そこに昨年8月、つくば気象学研究所に福島第一原発事故後、早期に降り注いだ、放射性物質がどんなものであったのか解析した論文が掲載されていたのを、ツイッター情報で目にす…

『A2-B-C』へのエール

イアン・トーマス・アッシュという在住米国人のドキュメンタリー監督が、隠蔽されつつある福島の放射能汚染について、現地入りしてつくった『A2-B-C』という作品が完成したことをツイッターで知り、その予告動画をみて、どこか日本で上映されたら、遠方にで…

立憲国家の防衛論 試論

安倍が、国民を正当に代議する議員にではなく、より誘導、扇動しやすい国民に向かって、5月15日、午後6時から、地上波をほぼジャックして、「集団的自衛権」の説明を行った。私の基本的立場としては、平和憲法があるからといって、あまりにナーバスに法的解…

『美味しんぼ』へのエール

『美味しんぼ』という、ビックコミック スピリッツ連載の長寿漫画で、私から言わせると一般的な初期被曝症状、原爆の際の入市被曝症状が赤裸々に取り上げられ話題になっているが、超有名作家の「漫画」という、誰でもアプローチできる媒体に載ったことで、大…

浜松祭り考

今まさに、浜松祭りで、街中はにぎわっている。本日の中日新聞静岡版19〜21頁で写真を含め特集を組んでいるが、19頁の練る若衆の写真をみるとよくわかるように、若衆=ヤンキーと、そこからなりあがったボス的ヤン爺、そして、その歴史としきたりに同調する…

ギルガメシュの三行半

ノイマン、意識の起源史からの引用だが、これで最後にしようと思う。この引用部分は、少年神がからめとられていた太母(イシュタル)のクモの網を、英雄的精神(ギルガメシュ)が、太母の行状についての過去から未来に渡る言語的叙述によって光をあてること…

ノイマン『意識の起源史』からみた現代 2

『意識の起源史』序文を読み直すと、思わずうならせるような表現に満ちている。以下に、引用させてもらいたい。 「意識の発達段階および段階相互の元型的関連を発見することと共に、本書が最終的に意図しているのは、人類と個の治療である」 「自我意識がこ…

ノイマン『意識の起源史』からみた現代

大学時代に、ノイマン『意識の起源史』なる本を、こんなに深い過酷な心についての認識が有り得るのかと思いながら読んでいた時期があった。いつか、2回目、繰り返し通して読む価値があると思いながら、ページを繰っていたが、結局今まで、読み直していなかっ…

勝海舟の心の中にあった「日本」

ツイッターでは、botというのがあって、過去の思想家や、歴史的人物の発言が、多分自動ツイートの仕組みであろうが、出まわっていて、ハッとすることがある。勝海舟botもその一つで、最近、TLに出ているのをみつけて、これはと思い、それ以来フォローしてい…

2014年都知事選 ツイート録3

引き続き、2014年都知事選関連のツイートを記録しておく。2月14日からの関東を中心にした、歴史的な豪雪で、マスコミ報道ではあまり数はでないが、ネットを見ている限りでは、約20名の死者はでている模様である。9日に「災害に強い東京」も確か公約に掲げて…

2014年都知事選 ツイート録2

選挙選中盤2月1日から、投票日前日2月8日、雪がしんしんと降った土曜日の夜12時までのツイートを記録しておく。独特の高揚感がクライマックスに達した雪の夜であった。2.1 細川「世の中のおかしいことは、たくさんある。若者は、もっとガンガン戦っていいん…

2014年都知事選 ツイート録1 

前猪瀬都知事が、なぜか彼のみが徳洲会関連の「政治とカネ」でマスコミに袋叩きにされ辞任となったことで(うさんくさいので私はテレビで彼が追及された絵は一度もみなかった)、予定外の都知事選が行なわれた。当初、宇都宮、対、舛添、田母神ぐらいであれ…

福澤諭吉の愉快への忌まわしさ

年明けの、岩上の福沢諭吉関係のツイートには、何か、明治から現代に脈々と続く、日本人の政治的身体感情の闇の正体というものを感じさせた。「学問のすすめ」は読んだこともなく、福沢がどういう思想の持ち主かは知らなかったのだが、ここで述べられている…

日本が自ら総括すべき闇としての福沢諭吉の「愉快」

1.福沢諭吉の「愉快」 −圧制への意志と、それをも超えるもの、レイシズムの極点としてのポア的なるものの肯定ー2014/01/04 【岩上安身のツイ録】「圧制もまた愉快なるかな」〜福沢諭吉の「時事新報」論説を読む 「栄光の明治」の延長としての「暴走の昭和」…

森麻季によるヘンデルのアリア

本日、NHK FMの毎日やっている夜のクラシック番組を、午後9時頃聴いていたら、この曲が流れてきた。曲調は知っていたが、改めて聴かされると、ヘンデルの非常にいい部分がでた、艶と芯がしっかりあるメロディーだと胸に来るものがあった。彼の曲は、メサイア…