書物紹介

ノイマン『意識の起源史』からみた現代

大学時代に、ノイマン『意識の起源史』なる本を、こんなに深い過酷な心についての認識が有り得るのかと思いながら読んでいた時期があった。いつか、2回目、繰り返し通して読む価値があると思いながら、ページを繰っていたが、結局今まで、読み直していなかっ…

 『ヨブ記』考

来日公演に来ていたネグリの本を検索してみると、獄中に旧約聖書『ヨブ記』に向き合い、『ヨブ 奴隷の力』という本を書いていることを知った。革命的な社会運動を行い、名を馳せた思想家というイメージからは意外ではあったが、「ほう、ネグリ君は、そういう…

宮本武蔵『五輪書』

1.『五輪書』との出会い 図書館で、太極拳関係の本をみてみようと武術コーナーに赴いた所、たまたま眼に入った、宮本武蔵の『五輪書』の解説本を手に取って開いてみると、頭にすんなり抵抗なく入り、3時間ぐらいで読めそうだったので、メモを取りながら読…