赤とんぼの詩を調べると、「おわれてみたのはいつの日か」が、「追われて」ではなくて「負われて」となっている。誤字ではない。その心を調べてみると、そもそも、原詩は今の歌われている詩とは異なっていた。姉やも姉さんではなく、子守娘、だった。 童謡「…
なんとなく導かれるように歩き、みつけることのできた、柚野、興徳寺の見事な彼岸花。柚野地域は、そこここに用水路の水が豊かに流れて棚田を潤し、北東に雄大な富士に見守られた、なんだか、静岡らしからぬ、別世界のような場所だった。 富士川支流、芝川沿…
大いなる 川の流れに 身を寄せて夕空望む 蓬莱の橋 大井川下流に、長く長くかかる、木製の橋、蓬莱橋。勝海舟が構想した、牧之原台地の茶畑化を実現しつつあった明治12年に、造られている。これが残っているのも、奇跡的だろう。近場にありながら訪れたこと…
「徴用工」「女子勤労挺身隊」訴訟に対する韓国最高裁判決に寄せて 弁護士 岩月浩二氏による特別寄稿! 2018.12.29 7.13加筆https://iwj.co.jp/wj/open/archives/438559 【日刊IWJより】日本は1965年の日韓請求権協定で、この問題に関しては解決済みであると…
東京文化会館で、N響、若手のアフカム氏指揮による、演奏会形式のワーグナーオペラ、『さまよえるオランダ人』を聴いてきた。オペラ全幕を、生演奏で聴く機会は、2回目であるが、やはり、非常に密度の濃い体験となった。 まず、聴き終えて、ワーグナーにやら…
2次予選 November 18th 下駄はいて銭湯いくみたいには、地元民が予約なし当日券で行くことができないコンクールになってしまった。さらに、今回は日本人を優勝させるというミッションを課せられていないかどうかが、一抹の危惧。とにかく公正価格設定の浜松…
本来、雇用機会の平等の主張は、就労責務の平等の前提の上で、現実的に、説得力を持って成り立つと思う。もし、入口にあたる雇用機会不均等が横行しているならば、まず、不平等となっているカテゴリー間での責務遂行の実態把握の上で、その平等化を担保する…
「万引き家族」を昨日、鑑賞してきた。BGMはほとんどなしで、延々と、今の日本では存在できないような、ボロボロの家族らしき共同生活と、そこでの昭和的絆が、描写される。物語性がなく、途中で、席を立とうかとも思わされるほどであった。そういう意味で、…
特集名に誘われて、5月号の『文藝春秋』を購入したのだが、普段愛読している日刊ゲンダイを読むのと同じようなストレスのなさを感じ、驚いている。安倍のように平気でうそをついて、責任をごまかしながら、美辞麗句をいってけむに巻く輩と長年つきあい、苦い…
皇居:桜、39万人楽しむ 乾通りの一般公開が終了 https://mainichi.jp/articles/20180402/k00/00m/040/024000c 先日、東京に行く機会があり、これに行ってきた。千鳥ヶ淵を通り、戦没者墓苑に献花した後、九段に抜けて、靖国神社に初めて入る。戦没者墓苑…
半年ぐらい前に、カーラジオをつけているとNHK FM ベストオブクラシックで、マーラー2番『復活』が流れていたのだが、これがすごい貫禄のあるテンポ感で、かつ、音楽の構築がギリギリ崩れず、壮大な伽藍を提示してくるようなこれまでにない演奏で、瞠目しな…
クラシックギターのセゴビアもそうだが、とびぬけた演奏家は、やはり巨匠になる前、若い頃に迫真のものがあるのだと思う。YouTubeのおかげで、そういう映像や録音に、簡単に触れることができるようになった。 マーラー 交響曲第2番ハ短調「復活」 Sop シェレ…
以前より、安倍晋三の権力は、基本的に母権制(エーリッヒ ノイマンによる概念で)が本質ではないかとおもっていたが、特に森友学園問題以降、そういう傾向が表にでてきていると感じ、昨日は思い付きのツイートを連投した。立憲主義という社会と法の根幹を、…
【NAVERまとめ】NHKがBBCよりもヒドい原因は、日本人にメディアの自由を望む「文化」がないからと英紙記者 日本在住のイギリス紙記者のデイビッド・マックニール氏はインタビューで、昨今のNHK問題をめぐり、たびたび引き合いに出されるイギリス公共放送BBC…
森本学園問題が、メディアを騒がしている。『日本会議の研究』を著した菅野完氏と、日本会議の大阪支部役員でもあり、森本学園の理事長である籠池氏とが、記者会見の場でのやりとりをきっかけに、同志ではないものの、腹を割って話せる関係となり、籠池氏は…
遠藤周作原作-スコセッシ監督による、「沈黙ーサイレンス」、を鑑賞してきた。最後のエンドロールは、自然の音、虫の声、雷鳴、風邪の音であった。エンドロールが終わりきるまで、だれも席を立たなかったが、なんとなく、そんな深い持続するような余韻を残す…
安田菜津紀 @NatsukiYasuda · 1月17日 イラクの友人との会話。 「アメリカの大統領、トランプさんになるね」 「そうだね。でも憎まない。だって僕は本当のムスリムだから」 と彼は穏やかに答えた。 「自分たちを誹謗中傷する人間でも、 決して憎まず受け入…
新日本風土記スペシャル 神を守り 人が集う〜ユネスコ無形文化遺産 山・鉾・屋台行事 http://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/24793/1025096/ 【ユネスコ無形文化遺産に登録決定 山車が登場する33の祭り】東北〜関東編 http://www.nhk.or.jp/archives/michi…
ピアジェ「人間の権利は教えられない。権利は現実の経験によって獲得される。そして、その体験された経験の後でのみ、その権利は一つの教訓として同一視される。それゆえ、組織された子供の集団の中で、子供自身による活動によって、人間の公民精神の習得の…
【IWJ検証レポート】改憲への熱情の底にひそむ「国体復活論」〜安倍政権を思想的に支える日本会議、神道政治連盟、そして伊勢神宮の「真姿」とは――宗教学の第一人者・島薗進氏(上智大学教授)に訊く 2016.6.18 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/310114 IW…
加藤典洋氏「日本は陳腐化すると愛国と信仰になる。すこぶる予言的な本である」中島岳志+島薗進『愛国と信仰の構造』http://goo.gl/Z72ilS 紹介文 「国家神道、祖国礼拝、八紘一宇。愛国心と信仰心が暴走をはじめ戦前の日本がなだれこんだ全体主義。その種…
「ストレスで鼻血がでる」ようなことは、「ない」と、北海道がんセンター名誉院長の西尾正道先生は明言している。 【IWJ記事】2014/07/12 ストレスによる鼻血は医学的に「ありえない」北海道がんセンター名誉院長・西尾正道氏が政府見解を徹底批判 http://iw…
内部被曝系の論文を自分で調べてみると、チェルノブイリ汚染地で、バンダジェフスキー以降も研究が地道になされていることを知る。数本、抄録を呼んだ範囲だが、記事として残しておきたい。 Exposure from the Chernobyl accident had adverse effects on er…
年末年始に、原発事故後の放射性物質による健康への影響問題についてつぶやいていたら、ロンドンで免疫学を研究し、この領域で昨年一年間、ヤフーブログで意見を述べられていた小野昌弘先生のツイートをみつけた。ツイッターの気軽さから、コメントしたら、…
品川駅東側に隣接する「グランドホール」にてのIWJ主催の年末恒例イベント、饗宴Ⅵに参加した。日刊IWJの報告によれば、約300人ぐらいの人数だったとのことだ。後ろの席が足りなくなって、どんどん列を足していくような盛況だった。 IWJシンパ的には、この一…
11月末から12月10日にかけては、浜松国際ピアノコンクールをはじめにして、音楽を生で鑑賞する機会が、なぜか目白押しの日程となった。そういう日々を過ごすのもいいものだが、この6日の東京国際ギターコンクール本選は、午後1時から6時ぐらいまでかけて、延…
3年に一度、浜松という武骨で職人気質でヤンキー文化な特徴をもった地方都市で、そのキャラクターに似合わぬほど文化的に洗練され、かつ、最先端を切り拓くような、浜松国際ピアノコンクールが開かれる。今の今でも、何でこんな潜在力が浜松にあるのか、よく…
【IWJ特別寄稿】昭和天皇自ら天皇主権を否定し、大日本帝国憲法から日本国憲法へ橋渡しをした 松永章生氏(憲法、社会保障法、生活保護法) http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271385 これで、日本国憲法が成立に至った時系列がよくわかった。この松永論文…
1.旧来の神道の在り方 ちょっとした夏休み、2泊3日で、浜松から、伊那まで国道152号(秋葉街道、信州街道)で北上し、木曽を経て国道19号(中山道)を通って帰還する小旅行を行った。国道152号は、日常的に浜松の街中で利用する道路であるが、ここを延々と…
The world needs 8.31 Obama's statement of five years after the Iraq War much more than Abe's statement after seventy years after the Pacific War. This short film shows the Iraq War's true colors, tensions and meanings in Iraq. https://www.…