2013-01-01から1年間の記事一覧

福島における動植物変異 チェルノブイリとの比較

7月29日 ティモシー・ムソー講演会 「福島における動植物の変異とチェルノブイリとの比較」 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/93615 ムソー教授のつぶやき「日本人協力者は私たちの論文に名前が載ることを嫌う」 ■講師 ティモシー・ムソー氏(サウスカロラ…

ショーペンハウアーによる悲劇論

ワーグナーの創作にショーペンハウアーの哲学がいかに影響を与えたのか、ちょっと見直してみたくなったので、約20年ぶりに「意志と表象としての世界」第3巻をひもといてみると、やはり、かなり深いところで、影響を与えていることがわかる。単純に、表面的な…

伊藤乾氏による、簡易版『トリスタンとイゾルデ』鑑賞記

1.総評 一昨日、12月1日に、ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」を拝聴観劇してきたのだが、その会場は、なんと三田にある慶応大学の北館ホールという、200人〜300人そこらでいっぱいになりそうな小ホールだった。ツイッターで、勝手にいろいろお世話…

ラシュコフスキーリサイタル in 浜松

昨年の浜松国際ピアノコンクールに優勝した、ラシュコフスキーのリサイタルが一昨日(11月22日)あり、近いし安いし、時間もあったので、また聴いてきた。とにかく、完成度の高い演奏をされるようになり、確実に、この一年の、優勝者ツアーや、オーケストラ…

秋葉山下社~気田川 サイクリング記

このところ、輪行バックに自転車をつめて、車で運んでサイクリングをすることに慣れてきたので、時々、といっても、年に数えるほどしか行かないのだが、サイクリングらしいサイクリングをやっている。本日は、予定変更もあり、一日時間があいたので、天竜の…

 Japan has been caught in the trap of Senkaku now and this is similar to honey trap. Because his instinct of streching a rope is activated and manupilated, and it's for speciffic intereset of an American foundation, Heritage.

日本は、ハニートラップよりも何億倍もやっかいな、ほとんどの国民を中国への安全保障上の脅威の前に思考停止させる「尖閣トラップ」に嵌められたといえる。ハニートラップが嵌めるのは一人の男だが、未解決な領土問題を意図的に火種にするトラップによって…

20才のシュトラウスとブラームス

昨日、久しぶりにCDでR.シュトラウスのピアノ四重奏を聴いたのだが、あまりにすばらしく、You tubeで探し当てたので紹介したい。ブラームスの影響を受けた作品だが、ブラームス流の憧憬の曲調に、さらにシュトラウスの輝き、若さ(1885年、20歳当時の作品で…

Europe2020による国際情勢分析

Europe2020報告の最新版 The de-Americanisation of the world has begun – emergence of solutions for a multipolar world by 2015 http://xfru.it/kJSOQz Europe2020は、2006年からドル基軸通貨によるアメリカ覇権が機能しなくなると粘り強く指摘してきた…

昭和初期以降日本社会の「空気」による社会的感染症

本日、届きたてのIWJウィークリー19号を斜め読みしたのだが、岩上の最後の後書きのところで、関東大震災時の朝鮮人が井戸に毒を入れたなどのデマ流布とそれによる虐殺事件の経緯について、朝日新聞社専務を経て自民党で大臣を歴任した政治家、石井光次郎の回…

東北震災復興視察ツーリズム

池袋発三陸行き 夜行バス物語 http://nhkworldpremium.com/program/detail.aspx?d=20120111110500&ssl=false&c=26 今年の一月、このNHKドキュメンタリーをみて、地味に心を打たれるところがあった。高速夜行バスで行けば、一晩で三陸までついてしまうのかと…

IWJ主催『世界が食べられなくなる日』上映会

去る、8月24日、東京の恵比寿にて、生で岩上さんの話を拝聴することができた。会の主体は、遺伝子組み換え食品へのフランスで起きた抵抗運動を、約2年にわたる実験動物への投与実験を中心にしてまとめた『世界が食べられなくなる日』というドキュメンタリー…

福島での多発死亡事例と、その考察 

7月18日のブログ記事で、「福島県と静岡西部のお悔み欄の比較から考えること」と題して、あまりに福島県の7月のある日のお悔み欄での若年死が多いことから、放射性物質による健康障害が「死亡」という形で明らかになり始めるフェーズに入ったのではないかと…

炭素税不要という点で、温暖化懐疑論者は原発推進派と同一の立場である

温暖化問題は、2006年前後に少し調べたり本を読んだりしたことはあったが、「人類の活動による二酸化炭素が地球温暖化を起こすというのは、原子力産業が化石燃料からエネルギー実権を握りたいための科学の衣をかりた陰謀的な主張だ」という陰謀論的な温暖化…

ドイツ産業界の応援で成立した経緯をもつナチス

Ph.Dの称号も持つ指揮者で音楽家の伊東乾氏が、麻生副総理のナチスの手口に学べ関連で、かなり本質的なツイートをしていた。彼は、よくわからないほど多才な方なのだが、ドイツでナチズムについても調査していたことがあり、今後、まとめてなにかしないとと…

靖国を乗り越え、日本が前に進むための一つの構想

本日は、麻生副総理が、「ワイマール憲法を誰にも気づかれないうちに変えていったナチスから、手口を学べる」と都内講演でのべたことが、マスコミをにぎわせていた。この発言ももちろん問題だが、それとともに、靖国参拝について「国のために命を投げ出して…

2013年7月のお悔み欄 福島と浜松の比較考察

hitsuji44‏@hitsuji44 お客様のお嫁さん(53歳)が他界され、新聞のお悔やみ欄を覗いてみるも、その年齢の低さに驚かされる。24歳、34歳、37歳、41歳、44歳、46歳、53歳、58歳・・・。心からご冥福をお祈りします。 pic.twitter.com/eRAnIijCvH 福島在住のhits…

ラシュコフスキー凱旋公演 in 浜松

本日、昨年のピアノコンクール優勝後、再来日して演奏行脚をしているラシュコフスキーが浜松でコンサートに出演した。地元信用金庫主催のファミリーコンサートで、ラシュコフスキーはメインゲストといった感じである。生誕200年記念のヴェルディのオペラアリ…

生命誌的な「歴史認識」が必要である。

市民のためのTPP情報 ‏@citizen_tpp ‏【法政大学・田中優子教授】お金は交換のための道具にすぎない。大切なのは他と交換できない自然環境だ。唯一無二の風土と、一次産業こそが多様性の源であり、守るべき資源だ。江戸幕府は永遠に生かし続けることができる…

大井川沿いサイクリング 

昨日23日、1ヶ月ほど前に車で下見をしておいた、大井川沿いを上流に登っていくサイクリングを挙行した。これまで、浜名湖一週、森町、秋葉山下社と気田川沿いと、サイクリングを重ねてきたが、いずれのコースも、種本は同じで、白石和也著『静岡県サイクルツ…

平野昭教授のシリーズ「音楽探訪」 2

本日は、別の予定を入れようと思っていたのだが、今日でないといけないということもなかったので、せっかくだったので、今年最後の、シリーズ「音楽探訪」に先週金曜日同様、足を運んだ。先週は、比較的空席があったので、今日は、あまり急がずに仕事から帰…

Capitalist loved Nazism

ワタミ会長・わたなべ美樹の名言bot‏@watamismで、「365日24時間、死ぬまで働け。」という、これだけ取り出すと犯罪的なほどに過酷な発言が、ツイッターで出回っていた。最近wikipediaでアウシュビッツ収容所を確認したことがあり、その中の写真にある「ARBE…

平野昭教授のシリーズ『音楽探訪』

浜松楽器博物館では、毎年6月に、シリーズ「音楽探訪」と題して、元静岡文化芸術大学教授で、現在は慶応大学に行ってしまった、平野昭教授による、クラシック音楽の講義をきくことができる。浜松は、楽器の町から、音楽の街に脱皮しようと、官公庁主催で、国…

追悼 なだいなだ氏

ツイッターを眺めていたら、なだいなだ氏が6月6日に旅立たれたと知った。中学生時代、彼の「こころの底をのぞいたら」という本を図書館でよみ、独特のひねくれ方、これは無批判な集団的一体化への批判精神でもあるが、それを学んでしまった思い出がある。最…

福島第一原発勤務歴を持つ小野医師への岩上インタビューから

先日6月3日に、岩上安身が、また注目すべきインタビューを行ってくれた。 「普通の子どもを産みたいと願ったら差別なのか」 熊本の医師・オノデキタ氏、指摘 〜小野俊一(onodekita)氏インタビュー http://iwj.co.jp/wj/member/archives/12471 私は、3.11の…

「日の丸」象徴をレイシズム、尊皇攘夷的興奮から救出できるか?

はびこる排外主義とレイシズムに日の丸が泣いている|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン http://diamond.jp/articles/-/34875 「新右翼団体一水会の鈴木邦男最高顧問が『先ほどの映像を見て非常に悲しくなりました。日の丸の旗が可哀想だと…

TPP断固反対 自民党公約違反糾弾 演説会・街頭デモ、参加記

1.演説会・デモ参加 これまでも、2010年10月24日の小沢事件に関連した、マスメディアと検察の横暴を糾弾するデモを皮切りに、ここぞという時には、デモに参加してきた。その後、3.11を経て反原発デモにも数回参加したが、今回、TPPに関して、その時が来た…

『自由意志による従属』としての日米関係、または『自由からの逃走』

IWJ会員にせっかく継続してなっているので、『戦後史の正体』に始まる、敗戦後の日本の政治史への興味から、その原点ともいえるサンフランシスコ講和条約について重要な著作をあらわした三浦陽一氏への岩上インタビューを通して視聴した。2013/04/23 『自由…

 『ヨブ記』考

来日公演に来ていたネグリの本を検索してみると、獄中に旧約聖書『ヨブ記』に向き合い、『ヨブ 奴隷の力』という本を書いていることを知った。革命的な社会運動を行い、名を馳せた思想家というイメージからは意外ではあったが、「ほう、ネグリ君は、そういう…

『“清掃員画家”ガタロの30年 』をみて

NHK教育のハートネットTVは、なにか障害者を妙に盛り立てて、無理に主役にしたてあげる感じがして、好きではなかったのだが、今回、たまたま地上波をザッピング中に、非常に手際よく、トイレ掃除をしているおじさんをみて、引き込まれるように見てしまった。…

アントニオ・ネグリ 日本学術会議にて講演

アントニオ・ネグリというイタリア人思想家については、私は、まったくノーマークだったが、現在、「日本学術会議」という公的機関の招聘により来日しており、4月6日に、講演を行った。「ネグリ」という名前は、デリダとかラカンとか、現代フランスの思想家…