2015-01-01から1年間の記事一覧

IWJ『饗宴Ⅳ』参加記

品川駅東側に隣接する「グランドホール」にてのIWJ主催の年末恒例イベント、饗宴Ⅵに参加した。日刊IWJの報告によれば、約300人ぐらいの人数だったとのことだ。後ろの席が足りなくなって、どんどん列を足していくような盛況だった。 IWJシンパ的には、この一…

2015 東京国際ギターコンクール本選

11月末から12月10日にかけては、浜松国際ピアノコンクールをはじめにして、音楽を生で鑑賞する機会が、なぜか目白押しの日程となった。そういう日々を過ごすのもいいものだが、この6日の東京国際ギターコンクール本選は、午後1時から6時ぐらいまでかけて、延…

2015 浜松国際ピアノコンクール ガラコンサート鑑賞記

3年に一度、浜松という武骨で職人気質でヤンキー文化な特徴をもった地方都市で、そのキャラクターに似合わぬほど文化的に洗練され、かつ、最先端を切り拓くような、浜松国際ピアノコンクールが開かれる。今の今でも、何でこんな潜在力が浜松にあるのか、よく…

昭和天皇の『新日本建設に関する詔書』‐神権否定と国民への主権禅譲

【IWJ特別寄稿】昭和天皇自ら天皇主権を否定し、大日本帝国憲法から日本国憲法へ橋渡しをした 松永章生氏(憲法、社会保障法、生活保護法) http://iwj.co.jp/wj/open/archives/271385 これで、日本国憲法が成立に至った時系列がよくわかった。この松永論文…

本来の神道を探る

1.旧来の神道の在り方 ちょっとした夏休み、2泊3日で、浜松から、伊那まで国道152号(秋葉街道、信州街道)で北上し、木曽を経て国道19号(中山道)を通って帰還する小旅行を行った。国道152号は、日常的に浜松の街中で利用する道路であるが、ここを延々と…

米国は、イラク戦争後5年、オバマ談話を示すべきである

The world needs 8.31 Obama's statement of five years after the Iraq War much more than Abe's statement after seventy years after the Pacific War. This short film shows the Iraq War's true colors, tensions and meanings in Iraq. https://www.…

玉音放送から、日本国憲法前文へ

ここから、戦後は始まった 御文庫附属室と玉音原盤公表 http://www.asahi.com/articles/ASH7P45HGH7PUTIL02J.html いわゆる玉音放送は、降伏の受諾、王権の自己制限(上にいる場所から、共にいる場所へ)による自己とその象徴する国の存続、国民への信頼エール…

喪の作業ができななくなった宗教団体はどこに行くのか

戦争法案を熱弁する公明党 遠山清彦(公明)7/16 衆院・本会議 https://www.youtube.com/watch?v=jtyn1Ym-pr4 最初の方は、さもありなんぐらいの調子だが、最後の7分以降の「日本の安全保障に野党も国会議員として責任を持て」という部分で絶叫になり、確か…

立憲主義を生んだエートス  マグナ・カルタ

1.イギリス王室の歴史について マグナ・カルタを見る前に、まず、イギリス王室の歴史についてみておきたい。太古から現在にいたるまで、わかりやすくまとめられていたサイトの紹介。 平成22年4月23日 神田雑学大学定例講座 No.503 イギリス王室今昔物語 中…

「人間-天皇」と、日本人の人権天賦 国家神道の新約化

ネット言論界でも、日本会議をのりこえる思想をだしている人はいないだろう。「天皇」が「人間-天皇」となったことから始める、日本史だ。 【過去記事紹介】2014-09-07 「人間天皇」とともに、新しい日本の歴史をつくろう http://d.hatena.ne.jp/sarabande/2…

安保法制に関する思い

6月19日から数日間の、現在進行中の安保法制議論に関するツイートがたまってきたので、ブログ記事として記録しておきたい。現在進行形の政治的イシューについて、ここまで思考をめぐらすというのは、2014年2月の都知事選以来だと思う。そのくらい、この、日…

安保法制に関して、三浦瑠麗先生とのツイート記録

平和を実現させるための徴兵制という視点で、私の提案と通じる結論にいたっている三浦瑠麗先生と、ちょっとだけだが、今加熱している安保法制に関するツイートで意見交換ができた。といっても、意見交換になっているような、なっていないようなものだが、原…

ドニゼッティ『リタ』 ミニ講演 in 浜松

浜松にて、ドニゼッティのオペラ、リタを鑑賞する機会を得た。といっても、室内楽的オペラで、ピアノ伴奏と、ソプラノ、テノール、バリトンのみ。クラシック界では、「オペレッタ」という分類の作品上演はほとんどきかないが、今回のような全長60分程の、一…

8時間労働の提唱者としての思想家マルクス

昨年の今頃、NHKラジオ第2で『思想史の中のマルクス』という講座をやっていた。本来、マルクスはヘーゲル系の哲学者であり、経済学者ではないはずだ、彼を経済学的ではなく思想史的なところから、理解しておくべきではないかと、以前より思っていたので、自…

混沌をぬけだす武器としてのcoherence

GEAB/Europe2020は、2006年3月より、イランをはじめに石油の売買でドルが使われなくなる動きが加速することで、ドルの基軸通貨としての価値が失われてゆき、戦後秩序が崩壊するだろうと予測し始めたフランスのシンクタンクである。いわゆるリーマンショック…

「8・15 安倍談話が語るべきこと - 三浦瑠麗」へのコメント

私が、三浦瑠麗氏の存在を知ったのは、昨年の9月、彼女のブロゴスでの「日本に平和のための徴兵制を」という記事を見た時だった。こういう視点での徴兵制についての提言は、日本では今のところ私が言っているぐらいかと思っていたので驚いた、もしかしたら真…

NHKニュースの編集権者は誰なのか

1.NHKがトップニュースで率先して流す「政治とカネ」報道に翻弄される政治家と国民から考える 稲田朋美政調会長が、東京裁判否定発言をしているようで、おそらく、安倍も最終的な思いはそこにあるのであろう。これは、確実に米国の虎の尾を踏む。最近、元NS…

「無知の無知」の知

[随想] 信と基盤を同じくする方とは、初めて会っても、旧友の如くである。路傍で返りみられなくなっているが、made in Japan の誇れることだと思う。 しかし、明治維新、敗戦をへて自由を謳歌しながら、一方で、5世代かけて家の物語と宗を失ってきた。そして…

「イスラム国」ではなく「TO-DIW-US」と呼称することから見える地平

「イスラム国」と日本では通称されてしまっている、米国の虚偽の情報に基づいたイラク攻撃を因として、組織化された狂信的な国家的組織が、この1月の安倍首相のエジプトでの演説内容から、日本がみずからを壊滅させる有志連合に加わったと判断し、結果的に、…