森議員、検察を議会で糾弾する

 健全な法治国家のために声をあげる市民の会が、虚偽有印公文書作成罪で田代検事を告発し、さらに、犯人隠避罪で、笠間検事総長にいたるまで告発したが、ことごとく不起訴に終わってしまった。しかし、告発をすることで、問題の所在が公のものとなり、それを受けて、森議員が参議院質問を行ってくれた。


http://www.youtube.com/watch?v=Sh2c7hcwWW8
(ゲテモノ映像が関連動画として、下の方に挙がってくるが、この動画に拒否反応を起こさせ、拡散を抑止するようなサブリミナルな効果をねらった、なんらかの意図を感じる。ここでひるんではいけないので、明文化しておく。)


 真の検察組織、真の法廷が、これまでの常識を超えたものであっても、とにかく告発を続けることで現出するだろうと期待していたが、森議員の質問では、国会が見事に法廷と化している。森、田村議員が検察官であり、野田、滝、刑事局長が、犯人隠避をし続けようとする被告人である。野田や、滝の、困り切った、情けない(滝)、いやらしい(野田)表情や、確信犯的な刑事局長の詭弁と、それを追求する森議員や、田村議員の、自信に満ちた表情をみると、どちらに偽があり、どちらに義があるのか、如実にわかる。
 小沢議員の強制起訴を誘導した検察、検察審の犯罪については、検察、裁判所が、もう機能できなくなっている、つまり、治外法権化しているわけだが、しかし、裁判所で追及されるよりも、こういった形で追及されたほうが、テレビで全国に放映され、さらに動画として記録に残るから、むしろ都合がいいかもしれない。裁判員は、同席する議員たち(森議員は、この件は、政治への行政機関の介入であり、きわめて重大なことであると、議員に訴えている)であり、また、テレビ、ラジオ、YouTubeで視聴する国民である。公開裁判である。
 国会の場では、たとえアメリカの強大な軍事力、サポートがあったとしても、真実を前にした、野田や滝の無様な表情を、決して隠すことはできない。そして、これが、日本政府の、隠れていた実態、戦後の国体の本体なのである。天木氏が絶賛している孫崎氏の「戦後史の正体」は、いま現在もリアルタイムで起こっている日本政治の実態を、歴史的に一貫して検証してくれるだろうと期待している。