祝 小沢氏無罪判決

 ちょうど2か月前の4月26日に、小沢一郎氏の無罪判決が確定した。その日に書いた掲示板阿修羅への投稿文であるが、筋の通らない消費税増税法案の採決前にあたって、ブログにも投稿しておきたい。あの時、彼が表舞台に復帰したからこそ、ここまでぎりぎりの政治的かけひきのなかでも、国民との約束を重要視するべきであるという、まっとうな判断が、少くない政治家の中で尊重されるようになっているのだ。「日本の代議士第一号」の小沢一郎の精神力、行動力が、自分のつくった党を割りたくないというような鳩山由紀夫の心も動かし、多分、選挙区にはいって国民の声に耳をかたむけもしただろう、そのうえで変わり果てた民主党執行部の姿を見、まっとうな反対表明にまで促してくれたのだ。


「国民の選んだ大切な代議士が守られ、国政の場に誕生した祝うべき日」
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/399.html
 
 昨晩は、判決が気になって、なかなか眠れなかったほどだが、ともかく、まともな判決がでてくれて、心底ほっとした。
 一昨年から、小沢事件についてテレビや新聞をみているのが絶えがたくなり、検察マスコミ糾弾や、小沢応援デモに数回参加してきた。それを機に、阿修羅をよくみるようになり、自分でも、小沢問題に関してこれはと思ったことを、投稿してきた。私の活動は、何万分の一にもみたないだろうが、ネットがあったからこそさまざまな人の、調査や告発や、裁判傍聴記者や、集会や、デモなどの活動がおたがいに影響をしあいながら発展し、現実を動かすほどの力となっていったのではないかと感じる。
 アラブの春ほど大規模なものではないものの、日本における議会制民主主義にとっては、今日は慶事である。官僚にとっての軍隊である検察権力から、国民の代議士が、ぎりぎりのところで守られたのである。これまで、全戦全敗していた特捜検察、マスコミ、それらの特権階級の醸成した空気に扇動された病んだ世論から、われわれの大切な代議士を守ったのである。消費税増税という懸案にたいして、財務官僚との戦いが同時進行しているが、少なくとも、小沢一郎は、不当な幽閉から解かれ、表舞台で活動することができるようになった。
 日本でも、やっと、国民選んだ代議士が権力を持って国政の場に誕生したのだ。米国の思惑も背後にある特捜検察と、巨大マスメディアの人物破壊工作に、真正面から戦い抜き、見事に生還した小沢一郎こそが、真の意味での日本国の代議士一号である。