生命誌的な「歴史認識」が必要である。


市民のためのTPP情報 ‏@citizen_tpp
‏【法政大学・田中優子教授】お金は交換のための道具にすぎない。大切なのは他と交換できない自然環境だ。唯一無二の風土と、一次産業こそが多様性の源であり、守るべき資源だ。江戸幕府は永遠に生かし続けることができる資源の価値を理解していた。日本農業新聞


 お金=貨幣商品が交換のための道具に過ぎないことが、今ほど忘れられた時代はないのではないだろうか。一次的な自然ではなく、貨幣商品という交換の道具を祭壇の上に祭り上げ、「経済が第一」と、株価の上がり下がりに、政治家も国民も一喜、一憂している。それで「お金」のまわり具合が変わり、国の空気が左右される。昔は、豊作、降雨を祈る祭り、祈祷などがなされ、自然の恵みに感謝し、それに一喜一憂していたのだが、その点については、現在は肥料、農薬、改良種子、水道、温室、農業機械などによる工場のような農業生産技術の進歩、そして世界中の輸送網に支えられた安定した食物供給により、現代人は、自然の変動には、極端に無頓着になった。実際には、足下の大地では、種の大量絶滅が確実に進行し、天では気候変動が起きているというのに。
 ツイッターを眺めて、久しぶりに思い出したので、大量絶滅期関係の情報を、簡単にまとめておく。これを始めて知った10年ぐらい前は、悲惨な思いにとらわれていた。最近は、日本うなぎが絶滅危惧種になったという報道がなされて話題になっていたが、いったいどのくらいの人が、こういう自然誌的な、正しい「歴史認識」を持っているのだろうか?

まず、私が最初にこの情報に接した時の研究に関する記事。
以下引用

1.「種の大量絶滅を食い止めることはできるか?」
http://wired.jp/2004/03/23/%E7%A8%AE%E3%81%AE%E5%A4%A7%E9%87%8F%E7%B5%B6%E6%BB%85%E3%82%92%E9%A3%9F%E3%81%84%E6%AD%A2%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B%EF%BC%9F/

 デューク大学生態学者スチュアート・ピム教授は、生物界は地球史上6度目の大量絶滅に近づきつつあり、2050年にはすべての種の25%から50%が滅びるか、または生き残るために必要なだけの個体数を維持できなくなるだろうと警告している。今後考えられる事態や大量絶滅を食い止める可能性などについて、ワイアード・ニュースが話を聞いた。
Stephen Leahy 2004年03月23日
 『サイエンス』誌の3月19日号に掲載された2本の研究論文によると、イギリスのイングランドウェールズスコットランド地方で、鳥類、蝶、植物の数が大幅に減少しているという。今回の調査結果は、地球が6度目の大量絶滅のまっただ中にいることを示す強力な証拠となっている。
 イギリスの科学者チームは、ほとんどすべての在来種の数を対象として過去40年間に行なわれた、6つの調査記録を分析した。この結果、この20年間にイギリスに生息する蝶の71%の種で個体数が大きく落ち込んでいることが判明した。また、イギリスに生息する鳥類の54%の種、在来種の植物の28%も、この40年間に大幅に減少していた。
 科学者たちは、過去4億5000万年に5回の大量絶滅があったと考えている。最後に大量絶滅が起きたのは6500万年ほど前で、恐竜をはじめ何万という種が滅びた。このときの原因は、彗星か小惑星が地球に衝突した結果ではないかと考えられている。
 6度目の大量絶滅が進行中だとすれば、その原因はそれほどわかりにくいものではない。人間が地球の生態系を大きく変えてしまったからだ、とデューク大学生態学者、スチュアート・ピム教授は語る。


ワイアード・ニュース(以下WN):イギリスの科学者チームによる今回の調査研究のどこが重要なのでしょうか?

スチュアート・ピム:これは、1つの地域に存在するすべての種について行なわれた、初の包括的な調査研究だ。また、昆虫に関するこうした調査も初めてだ。これまでは、鳥類などごく限られた種の状態しか詳しく把握できていなかった。世界的に鳥類が減少しており、鳥類の11%の種が絶滅の危機にさらされていることが分かっていた。しかし、圧倒的多数を占める他の動植物の種については、推測するしかなかった。それでも、雨林など広大な自然の生息環境が失われていることから、その他の種も減少しているものと見られていた。

 今回の調査結果は、われわれが予測していたことをはっきりと裏づけるものだ。われわれが現在、生物の大量絶滅の時代を生きていることを否定する見方に対して、強力な反証になる。

WN:何か驚いた点はありましたか?

ピム:蝶が鳥類よりも急速に減少していることに驚いた。小さな生物は大きな生物よりも環境変化の影響を受けやすいことを意味しているのかも知れない。

WN:このような絶滅が続くと、世界は将来どのようになるでしょうか?

ピム:2050年までに、すべての種の25%から50%が地球から姿を消すか、生き残るために必要なだけの個体数を維持できなくなるだろう。数少ない公園に大勢の人が押し寄せることになり、サンゴ礁は破壊され、牧草地は家畜に食い荒らされてダメージを受ける。雨林を失った熱帯の広大な土地には、どこも似通った種類の雑草や灌木、貧弱なユーカリの木が分布するようになり、そこがアフリカなのか南米・北米なのか区別できなくなるだろう。

 自然の多様性が失われると、世界は今よりもっと貧しく、変化の乏しい退屈な場所になってしまう。

 豊かな自然から人間が享受している快適さだけでなく、生活に欠かせない恩恵さえもが失われるだろう。たとえば、ニューヨークやリオデジャネイロといった大都市に、そのまま飲めるほどきれいな飲料水を提供しているのは近隣の森林だ。

WN:種が失われていく速度を引き下げるにはどうすればよいのでしょうか?

ピム:経済と環境保護の観点からみて有害な活動に助成金を出す、などといった愚かなことをやめなければならない。たとえば、世界の漁獲高はおよそ500億ドルに相当するが、政府は漁業全体に1000億ドルもの助成金を出している。

 フロリダ州エバーグレイズ国立公園が危機にさらされているのは、政府が製糖業に助成金を出していて、製糖工場から大量の窒素やリンなどの化学物質が排出されているからだ。われわれは高い砂糖を買わされ、汚染を除去する費用も負担させられ、エバーグレイズ国立公園の自然環境も失っている。このような愚かなことはやめなければならない。

 アマゾンの熱帯雨林における皆伐を引き起こしているのも、大部分は税金を財源とする補助金だ。また、アラスカ州のトンガス国有林などの貴重な天然資源を二束三文で売り払うようなことはやめなければならない。

 われわれはもっと賢くなり、適切な情報を入手し、何がどうつながっているかを理解する必要がある。

WN:将来の見通しは?

ピム:種が絶滅していく速度を下げることについて、私は実際のところ楽観視している。手がつけられない問題ではない。熱帯雨林の破壊は、伐採許可を買い取ることでほぼ完全に防止できるだろう。買い取るには50億ドル必要だ。大金だが、莫大な金額ではない。

 世界の水産業に対する失策は比較的簡単に修正可能だし、これは政府の支出削減にも役立つはずだ。

 人間がもっと自然の恩恵を享受できるような世界を保全するために役立つ、今すぐにでも実施できる大規模な対策はたくさんある。人間なら誰でも、そんな世界に住みたいと思っているはずだ。


以上引用。そして、同じ時期のニュースから以下抜粋引用。


2.六番目の大量絶滅 現状報告 Eco-Economy-Update 2004-1
http://www.worldwatch-japan.org/NEWS/ecoeconomyupdate2004-1.htm

 我々は今、過去五回に匹敵するほどの大量絶滅を迎えようとしている、というのが生物学者たちの共通した見解である。
 この予測される六番目の大量絶滅は、主に単一種の活動によって引き起こされるという点で、過去と異なっている。人類は初めて大量絶滅を目の当たりにすることになる。しかも、絶滅にまったく関係のない傍観者というわけにはいかないのだ。
 現在の絶滅率平均は、過去6千万年間の平均より一千倍から一万倍も高い。地質学史の大半を通じて、新種は現存種が絶滅するより早い速度で進化し、したがって地球の生物多様性は増加し続けていた。現在、これが逆転している。
 健康的な生態系は、我々の生命を多くの面で支えてくれる。その最も基本的な効用は、我々が呼吸する空気を提供し、飲み水を濾過してくれることである。また、我々に食物、薬、身を守る場所をも提供してくれる。生態系が生物の多様性を失うと抵抗力をも失い、気候変動や外来種の侵入その他のかく乱要因に、影響を受けやすくなってしまう。


以上引用。「生態系が生物の多様性を失うと抵抗力をも失い、気候変動や外来種の侵入その他のかく乱要因に、影響を受けやすくなってしまう。」ということが、まさに、今年々進行している。日本では、少なくとも、私が幼少期のころ、まあ、30年ぐらい前だが、その頃に比べれば、明らかに、四季のおだやかな変化が消失しつつあり、気温・降雨のゲリラ的変動が起こるようになっている。次に、2011年の研究についてのAFPニュースを以下引用。


3.大型捕食動物の減少、地球の生態系を破壊 米研究  AFPニュースhttp://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2813455/7502967

【7月16日 AFP】サメやライオン、オオカミといった大型の捕食動物の数は世界全体で減少傾向にあるが、その結果、地球の生態系全体に異常な変化が起きているとする論文が14日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。

 6か国22研究機関の科学者たちがまとめたこの論文によると、地球は現在、有史以来6度目の大量絶滅期の最中にある。しかし、過去の大量絶滅とまったく違うところは、今回は完全に人類の活動によって引き起こされているという点だ。

 土地利用の変化や気候変動、公害や汚染、乱獲や密漁による動物や魚の減少などを通じて、生態系の頂点である大型の捕食動物が消滅しつつある。研究は「生態系の頂点の消滅は、自然界に人類が与えたなかで最も広範囲にわたる影響だろう」と説明している。その影響は陸にも海にも現れている。

■生態系のバランスが崩れる

 例えば米ユタ(Utah)州では、クーガーが減ったためにシカが爆発的に増えてしまった。増えたシカがどんどん植物を食べた結果、各地の小川の流れが変わり、生物多様性も減少してしまった。

 またアフリカでは、密漁によってライオンとヒョウがいなくなった結果、アヌビスヒヒの数が急増し、このヒヒたちの腸内寄生虫が近くに住む人間に感染している例もある。

 一方、海では20世紀の商業捕鯨でシャチの食性が変化し、以前よりも多くのアシカやアザラシ、ラッコなどを食べるようになり、これらの動物の生息数が劇的に減った。

■人類に直接影響する問題

 過去数世紀、大型捕食動物の減少が引き金となり、疫病の流行や生物の個体数の激減、生態系の変化などが起こっており、将来的にさらなる研究が必要だとこの論文は警告している。

 論文の主著者である米カリフォルニア大学サンタクルス校(University of California at Santa Cruz)のジェームズ・エステス(James Estes)教授は「科学者や資源保護の関係者は、主に下位から上に向かって生態系を検討してきたが、それでは非常に複雑な方程式の半分しか見ていないことになる」と説明する。

「これらの発見は、食物連鎖の頂点が自然の生態系の構造、機能、多様性に多大な影響をもたらしていることを示している。こうした捕食動物は、食物連鎖のなかで機能することで最終的に人類を守っている。これは彼らだけの問題ではない。私たち自身の問題だ」(c)AFP

 

以上引用。一つの種が絶滅すると、生態系全体へ影響が波及するが、頂点がいなくなれば、たしかにピラミッド全体の構成、組織化が混乱するだろう。捕食大型哺乳動物としての人類だけは、異常繁殖しているが。そして、検索してみると、大量絶滅後の生態系回復パターンという興味深い研究もされている。人類活動による生態系の破壊は、あまりにも当たり前になっているが、一度破壊されると、それを再構成することは、途方もない時間がかかることが推測される。厳密には、一度破壊されると、同じものは再生されず、新たな変化した環境で生き残った種を元に、膨大な時間の新たな生態系の形成が始まる。失われた時は、それは、里山のある自然、気軽にうなぎの食べられる夏、めだかの学校、それらは、戻らないのだ。生命誌研究から、そういう現実がみえてくる。以下東大理学部地球惑星科学の人の研究メモから、抜粋引用。



4.大量絶滅後の生態系回復パターン(Nature geoscience)
http://stakahashi.exblog.jp/18247425

IGCP572 プログラムの中心人物である Zhong ChenとMike Benton のレビュー論文がnature geoscienceに出ています。
The timing and pattern of biotic recovery following the end-Permian mass extinction,
2億5000万年前に起きた大量絶滅の余波は、大量絶滅後に生物がどのような回復をしたかを示している。この生命環境の危機は、極端温暖化、酸性雨、海洋の無酸素化と酸性化といった数々の環境ストレスに起因する。アンモナイトなどのいくつかの生物は100-300万年以内の比較的早く回復を迎えるが、絶滅事変は前期三畳紀の間発生し続けている。三畳紀の生態系は低栄養段階から高いものへと段階的に回復していき、大量絶滅事変から約800-900万年後の中期三畳紀の始まりまで複雑な生態系が再形成されることはなかった。回復期は海生は虫類やdecapod crustaceous や陸上四足生物のような新しい生物グループの出現をもたらし、最終的には恐竜の出現につながっている。このような段階的な生命環境の回復は、生物の力と物理的なものによる環境の不安定な揺らぎが両方作用して遅れていたと考えられる。このような事例は生物進化の内的・外的要因を議論する好例である。


以上引用。生態系が一度壊れると、複雑な生態系が回復するには、途方もない、人間の浅知恵や存在を超えたような、800〜900万年というようなスケールの時間を必要とするということである。モンサントの遺伝子組み換え食品と強力農薬のセットは、人類の到達した最強の生態系破壊活動の一つであろう。また、原発事故由来の、セシウム137などの長寿命人工放射性物質も、確実に遺伝的かく乱、これは劣化をもたらす。最後に、2004年リンク(Eco-Economy-Update)より引用。
 

「生息地の破壊を防ぐ」「土地利用の変化による影響を軽減する」「植物や野生動物への収奪を減らす」「気候変動の速度を抑える」このような方策は、我々が依存している生命維持システムの弱体化を食い止める一助となり得る。ヒトという単一種が大量絶滅を招くというのは、おそらく地球史上初めてであろう。だが、その単一種が大量絶滅を阻止するよう働きかけるというのもまた、史上初の出来事なのである。


 2004年の時点では、最初の引用でイギリスの科学者も楽観していたが、2013年時点での、この10年間をみると、お金を力とあがめる方向に集団をむかわせる資本主義社会では、残念だが、これは止まらない。
たとえば、「大量絶滅による人類の生存危険リスク」を、金融商品化し市場で売り出して、ファンド化し、それによって、この流れを規制することができるだろうか?それは、短期的な利益の証明をせまられる市場における企業活動を、長期的な人類の利益のために、同じ市場の場の力によって自己規制することができるのかどうかである。市場の場の力によって、というのは、少しでも目先の利益を得ようとしている有象無象の、匿名の烏合の衆の力がなす場によって、それができるのかどうかという問いである。気候変動については、ゴアが「不都合な真実」というドキュメンタリー映画を世界中で上映しながらマスメディアをまきこむ告発をつづけることで、また、排出権取引という市場を利用した、儲けのでるような仕組みをつくることで、なにかが進むようにみえたが、結局、元の木阿弥になりつつある。京都議定書の総括はどうなっているのか?チームマイナス6%はどこに行ったのか?むしろ、この10年でみてきたものは、種の多様性保護や、気候変動の抑制などの、長期的な展望に立って、企業活動を抑制、変革してゆくことの、困難さである。より厳しく言うと、人間精神は、あるいは脳は、集団的には、数十年といった長期的なスパンの見通しによっては、行動を制御できないという、人類の進化の限界点である。
 市場経済を真に価値あるものとしたいのならば、経済学者は、こういうところまで踏み込んで、現在の市場システムの限界を真摯に認め、その持続性、真の有効性をもたらすための方策を議論すべきである。その点から、モンサント原発などの、市場を支えている自然種の多様性を脅かすような産業を、市場みずからが締め出せるような仕組みを創設するべきである。TPPは、理想的な自由貿易を謳いながら、ローカルな自然種や、それを生かした風土、農業を尊重するよりも、それを市場原理をテコにして崩壊させてゆく方向に向かわせる。これは種の多様性を保護するのとは真っ向から反対する方向、つまりは、種の大量絶滅を進行させる方向に、向かっている。



参考リンク
1.遺伝子組み換えトウモロコシは分類上、殺虫剤だった!遺伝子組み換えの恐ろしい実態!
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-451.html


殺虫剤というのは、Bacillus thuringiensis Cry3Bb1 proteinで、これは調べてみると、元は日本人が発見したカイコを殺す細菌が作るたんぱく質をさしている。モンサントは、これをトウモロコシが生産するように遺伝子導入したということである。GM作物には、ラウンドアップ耐性だけではなく、いろいろ遺伝子がいじられているのだろう。この殺虫成分は、一般的には、ある種の昆虫にしか害はないといわれているが、wikiをみると、「下痢毒」にはなりえるらしい。以下の引用は、さらに、この成分の毒性発現において、腸内細菌との関連があるとした情報。この辺も、突っ込んでみてゆくと、クリアカットには言えなくなる。


Bt毒素の謎〜日経サイエンス2007年3月号より
http://www.nikkei-science.com/?p=17709
代表的な生物殺虫剤だが,これ自体が虫を殺しているのではないようだ


GMコーンをラットに24か月与えた実験の結果について
The researchers found:

Between 50 to 80 per cent of female rats developed large tumours by the beginning of the 24th month, with up to three tumours per animal. Only 30 per cent of the control rats developed tumours
Up to 70 per cent of females died prematurely compared with only 20 per cent in the control group
Tumours in rats of both sexes fed the GM corn were two to three times larger than in the control group

The large tumours appeared in females after seven months, compared to 14 months in the control group. The team said the tumours were ‘deleterious to health due to a very large size’, making it difficult for the rats to breathe and causing digestive problems.


Significantly, the majority of tumours were detectable only after 18 months – meaning they could be discovered only in long-term feeding trials.


The study – led by molecular biologist Professor Gilles-Eric Seralini, a critic of GM technology, and published yesterday in US journal Food and Chemical Toxicology – said the GM corn and Roundup weedkiller ‘may cause hormonal disturbances in the same biochemical and physiological pathway’.


遺伝子組み換え大豆を、長期投与した東京都研究もある。
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/health/08/08.pdf


食事の30%をGMにあてていて、5週齢から投与 これで安全と。
この辺の細かい条件を議論しだすと、いろいろあるのかもしれない。50% だとダメとか、1週齢からやるとダメとか。いずれにせよ、大型の腫瘍を多発させた結果がでたのだから、安全な食物とは言えない。タバコのように、「GM食品を食べ過ぎないようにしましょう。あなたの健康を害する恐れがあります」と表示義務をつけるべきだろう。あるいは、納豆、豆腐、コーン油、加工食品も含めて、すべてにラベルする。それがむしろ、より健全な市場原理だろう。


2.福島原発周辺で「動植物異常」相次ぐ チョウやニホンザルなどに異常、研究者が被曝影響と指摘
http://news.livedoor.com/article/detail/7558754/